第5回公開研究会のお知らせ(終了)
SJ(就労者に対する日本語教育)指導者の役割:事例研究シリーズ ③
テーマ: 「地域日本語教育システム」とSJ
人材不足が加速する日本では、外国人材の受け入れ、定着が重要な課題となっています。1990年の入国管理法改正以来、既に多くの外国人と外国につながりのある人々が日本で生活し、様々な形で生活や日本語の支援が行われてきました。多文化共生のあり方への具体的な提案もなされています。2007年には日本語教育学会による調査研究で「地域日本語教育システム図」が示され、コーディネーターという役割の重要性が提唱されました。
今回は、上記の調査研究にも深く関わり、富山県の各方面で日本語教育、日本語支援を実践してきたトヤマ・ヤポニカの代表理事中河和子さんをお招きし、「システム作り」「日本語教育の専門性」「人材育成」をキーワードにお話を伺います。トヤマ・ヤポニカの実践をヒントに、現在のSJの課題にどのように取り組んでいけるか、議論を深める場としたいと思います。
1.インタビュー形式による講演
スピーカー 中河和子(トヤマ・ヤポニカ代表理事)
聞き手 品田潤子(BPC研修サービス)
2.全体討論 参加者の皆様
日時: 2022年11月25日(金曜日)19時 ~ 21時
形態:オンライン(ZOOMミーティング)
参加費:¥1000
定員:60名(先着)
中河和子氏プロフィール
トヤマ・ヤポニカ代表理事。 富山大学非常勤講師、富山高等専門学校非常勤講師、
日本語教育学会代議員、同学会北陸支部委員、 多文化共生社会における日本語教育研究会(事務局)、 富山県による地域日本語教室への派遣アドバイザー
1991年トヤマ・ヤポニカに入社し、大学・企業・自治体等のさまざまな日本語教育とそのコーディネートに携わる傍ら、地域日本語教育人材養成をライフワークとする。
県下始め全国で養成講座や研修や調査を行いながら、地域日本語教育のあるべき道を探り続けている。2000年より(公財)とやま国際センター等と協力し、教室コーディネーターとして、県下6か所に対話活動による教室を立ち上げた。現在も富山県派遣のアドバイザーとして教室に出向いている。
●著書:<著書>
・「漢字だいじょうぶ!生活の中で学ぶ漢字のツボ」ココ出版、2013(編著)
・「外国人と対話しよう!にほんごボランティア手帖」凡人社、2010(共著)
・「しゃべらんまいけ-地域ボランティア教師のための活動集-」
(公財)とやま国際センター、2007(編著) 等
●論文・調査報告など
・「日本語教育プログラムとエンパワメント評価―困難な日本語プログラムを如何に支援できるのか―」「日本語教育」第155号日本語教育学会、2013(共同執筆)
・『平成22年度文化庁委嘱調査研究 生活日本語の指導能力の評価に関する調査研究』(公財)国際日本語普及協会/トヤマ・ヤポニカ編著、2011
・「第3章 日本語ボランティア養成講座・研修講座の実態調査と分析 ‐2007年度全国予 備調査から‐」『平成19年度文化庁日本語教育研究委嘱 外国人に対する実践的な日本語 教育の研究開発』社団法人日本語教育学会、2008 等…
第4回公開研究会のお知らせ(終了)
SJ(就労者に対する日本語教育)指導者の役割:事例研究シリーズ ②
テーマ: 介護の日本語教育 ー 還流型人材育成のステージへ ー
2007年に経済連携協定に基づく介護福祉士候補者の受け入れが始まり15年が経過しました。 2019年には外国人介護士受け入れ制度「特定技能」がスタートしています。この間に、来日する介護福祉候補者の方々、日本の受け入れ現場にはどのような変化があったのでしょうか。
今回は、この分野の最前線で研究、実践、人材育成を続けていらっしゃる神村初美氏をお招きし、 「還流型人材育成」という考え方、育成ノウハウの蓄積、残る課題等についてお話しいただきます。
1.講演 神村 初美氏
2.対談と全体討論 神村 初美氏,近藤 彩氏(昭和女子大学),参加者の皆様
神村 初美氏プロフィール
日本語教育学博士(首都大学東京)。日越大学JICA日本語専門家。前職ハノイ工業大学外国語学部日本語学科学科長。「看護と介護の日本語教育研究会」副代表幹事。
旅行業界から英語教育を経て日本語教育へ。地域日本語支援活動、日本語学校・大学での日本語教育に携わる中で、日本語教育で外国人学習者と日本社会を繋ぐ醍醐味に惹かれる。現在は、EPA介護福祉士候補者に対する日本語教育、CLIL(内容言語統合型学習)、協働学習の分野で、研究、実践、ネットワーキングの構築に幅広く活躍中。
著書に『介護と看護のための日本語教育実践 現場の窓から』ミネルヴァ書房他多数
日時: 2022年10月28日(金曜日)19時 ~ 21時
形態:オンライン(ZOOMミーティング)
参加費:¥1000
定員:約60名(先着)
第3回公開研究会のお知らせ(終了)
SJ(就労者に対する日本語教育)指導者の役割:事例研究シリーズ ①
テーマ: SJ指導者としてのキャリア形成
― 企業スタッフとして、教育システムの構築に携わって ―
1.講演 田中 菜見子氏
2.対談と全体討論 田中 菜見子氏,近藤 彩氏(昭和女子大学),参加者の皆様
3.まとめ 金孝 卿氏(麗澤大学)
日時: 2022年3月4日(金曜日)19時 ~ 21時
形態:オンライン(ZOOMミーティング)
参加費:¥1000
定員:60名(先着)
●ご報告
参加者:58名
内容:田中氏より「SJ指導者としてどのようにキャリア形成を試みたか」、「海外の日系企業というフィールドでSJ教育にどう向き合ったか」についてご発表いただきました。発表では、キャリア形成の経緯や教育システム構築における課題等のお話の後、「日本国内と海外でのSJ教育の違い」、「経験から分析したSJ指導者に求められる資質」、「見えてきた新たな課題」等が論点として提示されました。発表の後で、近藤氏との対談、参加者からの質問、コメントで論点についての議論を深めました。教育方法や評価についての企業との連携における課題、日本語力と職務遂行力の捉え方、企業側に求められる変化などが話題になりました。
第2回公開研究会のお知らせ(終了)
テーマ:企業研修のための日本語教育「デンソー&YAMASAモデル」を知る
スピーカー:森島聡氏(株式会社デンソー)
日時:2020年8月21日(金曜日)19時 ~ 21時
形態:オンライン(ZOOMミーティング)
参加費:無料
定員:30名(先着)
どなたでもご参加可能ですが、研究会を録画させていただきます。
研究のための録画使用にご承諾いただけるか、お申込みの際、
「はい」「いいえ」でお知らせください。
第1回公開研究会のお知らせ(終了)
テーマ:就職支援のための日本語教育
「就労支援の教材開発の背景と普及への課題」
スピーカー:平山智之氏(JICE 主任日本語講師)
日時:2020年7月17日(金曜日)19時 ~ 21時
形態:オンライン(ZOOMミーティング)
参加費:¥1000
定員:30名(先着)