SJ(就労者に対する日本語教育)指導者Cdsの活用方法
1.セルフチェック
2.スキルアップ
3.セミナー、ワークショップの活用
1.セルフチェック
SJ指導者Cdsの33の能力について、自分がその能力を備えているかどうか、自己評価でチェックしてください。SJの分野では新しいコースを立ち上げることが多く、そこで求められるのは判断力です。まず、自分の能力を判断することから始めましょう。
各能力の内容について、より詳細に確認したい場合は、「Can-do Statements詳細」のページをご覧ください。
自分がその能力を備えているかどうか、確認したい場合は、「チェック教材」をご覧ください。確認するためのいくつかの課題が示されています。課題には正解や解答例は示されていません。それらの課題について、自分が以下に当てはまる場合は、その能力を備えていると判断してください。
□ 実際に現場で取り組んだ経験がある/経験はないが、必要が生じれば対応できる
□ 課題の出題意図がよく理解できる
2.スキルアップ
自分に能力が不足していると感じた項目がある場合は、課題にじっくり取り組んてください。一人で取り組むこともできますが、仲間を見つけていっしょに学ぶとより効果的です。
課題にはいくつかの種類があります。
「説明できますか」「調べてみましょう」「話し合ってみましょう」「考えてみましょう」「やってみましょう」の5種類です。
それぞれの目的は次の通りです。
●説明できますか。
この課題の目的は、「新しい知識を得ること」と「新しい知識を得るプロセスを経験すること」です。課題として与えられた概念や事柄について、自分のことばで説明できるようになることを目指して取り組んでください。「説明できるようになる」というのは、「授業で学習者に説明する」ことが目的ではありません。それよりも、自分が説明できるようになるプロセスに注目し、そこで得た気づきを指導者として生かしてください。
●調べてみましょう。
この課題の目的は、「情報収集のスキルを身につけること」です。SJ(就労者に対する日本語教育)の分野では、高い情報収集能力が求められます。ほしい情報はどこにあるのか、その情報の質を確認するにはどうすればよいか、経験を重ねて力をつけましょう。
●話し合ってみましょう。
この課題の目的は、「情報やアイディアの整理と拡大」です。ほかの人に話すことで、自分の考えが整理でき、ほかの人の話を聞くことで視野が広がります。同じ目的で学ぶ仲間、目的は違っても同じテーマで話し合える仲間を確保してください。
●考えてみましょう。
この課題の目的は、「創造的に生み出すこと」です。既に持っていた知識や経験、新しく得た知識、他の人と話し合うプロセスで得た気づきなどを元に、今の現場に役立つ方法や材料を抽出、創造してみましょう。
●やってみましょう。
この課題の目的は、「実行可能な計画を立てること」「実用的な成果物を作成すること」です。実際に担当するSJの現場がある場合はそれに合わせてやってみましょう。ない場合は、想定してやってみましょう。
3.セミナー、ワークショップの活用
仲間を作って課題に取り組むことで確実にSJ指導者としての力をつけていくことができますが、さらなる学びの場として、セミナーやワークショップを提供します。セミナーやワークショップは、自分で課題に取り組み、自分がどのような学びを深めたいのか、それが明らかになった時点で参加されることをお勧めします。取り組んだ上で「課題の意図がわからなかった」、「課題が難しすぎて一人ではできなかった」「話し合える仲間が見つけられない」といった問題が生じた場合は、ぜひ参加ください。
セミナー・ワークショップは、BPC研修サービスが企画する「企画タイプ」とご希望に対応して実施する「オンデマンドタイプ」があります。
●企画タイプ
チェック教材の「ワークショップ開催情報」をクリックしてください。
開催予定がある場合は、情報とお申込みへのリンクができます。
●オンデマンドタイプ
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